実践6 自律訓練法
早朝体操のヨーガとあわせれば
暗示効果はさらに確実にアップ!
自律訓練法は、ドイツのJ.H.シュルツ博士によって考案された方法で、緊張の連続を強いられている私達のストレス緩和を目指す治療法です。自律神経失調症の人ばかりを対象にして行なわれるものではありません。自分の自由意思ではコントロールが不可能と思われている自律神経も、実は一定の条件づけをすることによって十分コントロールが可能であることを、身をもって体験することができる素晴らしい方法です。
自律訓練法は、心を調整する訓練法です。そのため、うつ病をはじめ神経症や心身症、アレルギー症疾患などの回復にも効果があります。自律訓練法は、緊張状態にある心身をリラックスさせるための自己催眠法の一種です。うつ病などで悩んでいる方は、「心と身体がバラバラになっている」ということをよく訴えます。この方法は、身体に意識を集中することによって、心を安定させていくことができるのです。